Ryan Adams と Urban Outfitters

 みなさんは【Urban OutFitters】なる職服ブランドをご存じだろうか。

 wikiによると、フィラデルフィアに本社を置く衣服メーカー。その他若者向けのカルチャー商品(インテリア、雑貨、家具、書籍等)の販売を手掛けているそう。

 全世界で140か国に出店していて、日本では未だその店舗は無い物の、輸入販売を手掛けるサイトも多い。なるほどその商品を一目見れば、今を彩る若者たちの琴線を擽る様なオシャレな商品がずらりと並んでいる。

 『それ、いらんだろう』と言う様なものも、オシャレフィルターによって買ってしまいそうなものまである。上手い事考えているものだ。


 そんな企業が、音楽販売も行っているのは自然な事といえる。

 カルチャーの一つとも言えるミュージックシーン。CDやDVDはもとより、レコードも取り扱っているので、そこいらの大手レコード会社と配給は変わらないのではないだろうか、という程だ。さらには独占商品もある様で、その辺りがニクイ所と言える(しかも、ジャケットが限定仕様)。


 そして今回【Ryan Adams】たる僕の大好きなアメリカのアーティストが、限定仕様のレコードを販売したのだ。

 まず簡単にではあるが、Ryanの事を紹介。

 彼は74年、ノースカロライナ州のジャクソンヴィルに生を受ける。祖父の遺したカントリー・レコードを聴く祖母の姿に感銘を受け、様々な音楽活動を経て、現行のルーツ寄りなスタイルを作り上げていく。


 そして彼は本年、【Live at Carnegie Hall】なるライブアルバムに、【1989】と言うタイトル通りのテイラー・スウィフトのオールカバーアルバムを発表した。

 多作な彼にしてはライブにカバーと、ある種奇をてらった様な作品ではあるが、その二つともが大いに名盤だったせいで、僕自身非常に良い一年になった。


 その二作が、Urban Outfitters限定のジャケットで販売されたのだ。

 こちらが【Live at Carnegie Hall】。

 本来ならばステージから去る彼を、喝采の拍手で見送る観客という一場面を切り取ったモノクロームのジャケット。だが、こちらはオフステージのワンシーンからだろう。

 そして‥‥

 こちらはカバーアルバムの【1989】。

 一見分かりづらいが、飛び交うカモメが印象的なジャケットに、更なる青の深みを足しているのだ。


 ふむ、なるほど。

 渋い。


 オシャレなばかりではない。キャピキャピしているだけではないじゃないか。

 そもそもRyan Adamsの作品を限定ラインに乗せるという時点で良い仕事してるじゃないの!欲しい‥‥喉から手が出る程に。

 本来ならばオリジナルで買おうとしていたが、この存在を知って踏みとどまってしまった。

 いや、本当なら両方とも手に入れるべきなのかもしれないが、ここは金欠の辛い所。選択を迫られる状況に常に置かれているのだ。


 オフィシャルでは取り扱っているけれど、果たして日本に輸入できるものなのか?個人事情主が横流しをしているんだから可能なのかもしれないけれど、彼らは果たして日本に輸入しているのか、現地で購入しているのかは分からない(きっと輸入だろうけど)。

 送料もいまだ調べていないので何とも言えないが、今は円も弱いのできっと送料をこめれば倍はするはず。

 しかし、それでもなお、欲しいのだ。

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